こんにちは、taka4roです。システム開発歴25年を経て、49歳で初めて社内SEになりました。
社内SEとして働いた11年間で、社員約300名分のPCの入れ替えを3回担当しました。1回目は僕1人で、3回目は3名のチームで進めています。
この記事では、6つの拠点にあるPCを入れ替えたときの進め方と、苦労したこと、回数を重ねて楽になったことをまとめました。
この記事で分かること
・社内SEのPC入れ替えの流れ
・拠点が複数ある会社での進め方
・1回目に苦労したことと、2回目以降に変えたこと
・この経験を職務経歴書や面接でどう伝えるか
筆者紹介:taka4ro
元社内SE。システム開発歴25年を経て、49歳で初めて社内SEに転職(応募100社)。社員300名の企業で1人情シスから5名体制のIT部門をつくり、契約社員から主任、部長付まで昇格。転職8回(独立1回を含む)、うち40代で3回。詳しいプロフィールはこちら
PCを入れ替えることになったきっかけ
僕がいた会社では、PCをリース会社から借りていました。リースのPCは基本的に3年ごとに入れ替えます。OSのサポートが終わる時期とも重なっていました。
そのため、社内SEとして働いた11年間で、入れ替えが3回ありました。
入れ替えの規模と体制
入れ替えの規模
台数:約300台
拠点:6拠点(本社 約150台、大阪の支社 約100台、ほかに数台ずつの小さな拠点が4つ)
体制:1回目は僕1人、2回目は2名、3回目は3名
期間:本社 約2週間、大阪 約1週間、ほかの拠点 約1週間
1回目は社内SEが僕1人だったので、全部の拠点を1人で回りました。
入れ替えの進め方
標準ソフト以外は自分たちでインストール
リースのPCには標準のソフトが入っていますが、それ以外のソフトをリース会社に入れてもらうには費用がかかります。そこで1回目は、標準以外のソフトを人の手でインストールしました。
有料のソフトのインストールは、総務のメンバーや派遣社員の方に手伝ってもらいました。Adobe Acrobatなどの個別ソフトは、とても優秀な派遣社員の方と2人でインストールしました。
2回目からは、配布の方法を組み合わせた
2回目からは、ソフトの入れ方を組み合わせました。
2回目以降のソフトの入れ方
リース会社に頼む:費用を払ってインストールしてもらう
SKYSEAで配布:IT資産管理ツールのSKYSEAで配布できるものは配布する
社員が自分で入れる:BOXに置いたインストーラーを、社員にダウンロードしてインストールしてもらう
社員に自分でインストールしてもらうソフトは、インストールのマニュアルを僕が作って社内に展開しました。
小さな拠点には、設定を済ませて宅急便で
数台ずつの小さな拠点には、本社でキッティング(初期設定)を終わらせてから、宅急便で送りました。
苦労したこと
1回目はデスクトップPCの保管が大変だった
1回目はデスクトップPCでした。新しいPCを会議室に保管しておき、リース会社に入れ替えてもらいました。
デスクトップはかさばるので、保管に苦労しました。会議室を2週間くらい押さえる必要がありました。入れ替えたあとも、古いPCを業者が回収に来るまで保管しておく必要があります。
部署や人ごとに使っているソフトへの対応
標準で入っていたのはAcrobat Readerでした。でも一部の部署では、有料のAcrobatを使っていました。その部署のPCには個別にAcrobatを入れる必要があり、ここが大変でした。
Acrobatのほかにも、人によって個別に使っているソフトがありました。使っている人を洗い出して、インストールのマニュアルを展開するのは、本当に骨が折れました。
データ移行のマニュアル作りと問い合わせ対応
データ移行のマニュアルは、僕が自分で作成しました。社員からの問い合わせにも対応しました。マニュアル作りと問い合わせ対応が大変でした。
拠点ごとにメーカーが違う複合機
複合機も、拠点ごとにいろいろなメーカーのものがありました。そのため、複合機のドライバーのインストールマニュアルを作って展開し、インストールのトラブルにも対応しました。これも大変でした。
途中で入れたPCの、小さな入れ替えもあった
途中で入社する人や退職する人もそれなりにいたので、そのたびにPCを調達していました。そのPCは交換の時期がずれるので、全社の入れ替えとは別に、小規模な入れ替えも何度かありました。
ネットワークドライブの割り当てがうまくいかないことがあった
ネットワークドライブの割り当ては、僕が作ったバッチファイルを、Active Directory(AD)のグループポリシーに登録して行っていました。でも新しいPCでは、これがうまくいかないことがありました。
そこで、同じバッチファイルをファイルサーバーの全社共通のフォルダに置きました。割り当てがうまくいかない社員には、そのバッチファイルを起動してもらう形で対応しました。
入れ替えの前に確認しておきたいこと
保管場所:新しいPCと古いPCを置く場所と期間
標準以外のソフト:部署や人ごとに使っているソフトと、使っている人、そのライセンス
途中で入れたPC:交換の時期がずれているPCがないか
複合機:拠点ごとの複合機のメーカーと、ドライバーの入れ方
データ移行の手順:誰がどうやってデータを移すか、手順書を用意できるか
回収の日程:古いPCを業者が回収に来る日
2回目以降に変えたこと
1回目
・デスクトップPC
・会議室に保管して、リース会社が入れ替え
・標準以外のソフトは人の手でインストール
・社内SEは僕1人
2回目・3回目
・ノートPC
・社員に会議室まで取りに来てもらう
・ソフトは有料のインストール、SKYSEAでの配布、社員によるインストールを組み合わせる
・2回目は2名、3回目は3名のチーム
2回目からはノートPCになったので、社員に会議室まで取りに来てもらう形に変えました。回数を重ねて慣れてきたことと、メンバーが増えたことで、入れ替えはだんだん楽になりました。
僕の場合
1回目は初めての経験で、とにかく必死でした。手伝ってくれた派遣社員の方には本当に助けられました。
入社3年目、2回目の入れ替えのときには、部長賞をもらいました。
僕が退職したあと、残ったメンバーは調達先を変えて入れ替えをしたと聞いています。
この経験を職務経歴書・面接でどう伝えるか
PCの入れ替えは、社内SEにとって当たり前の仕事に思えるかもしれません。でも、規模や体制、工夫したことを具体的に書くと、十分なアピール材料になります。
❌ 伝わりにくい書き方
「PCの入れ替えを担当」
✅ 伝わりやすい書き方
「6拠点・約300台のPC入れ替えを3回担当。1回目は1人で全拠点を回った。2回目以降はIT資産管理ツールでの配布や、社員向けのインストールマニュアルを組み合わせる形に変えた」
面接では「1回目に苦労したことと、次にどう変えたか」を話せると、改善できる人だと伝わりやすくなります。
書き方の詳しいコツは社内SE経験の価値化完全ガイドと社内SEの職務経歴書の書き方【40代向け見本付き】で紹介しています。
よくある質問
Q. 社内SEのPC入れ替えには、どのくらいの期間がかかりますか?
台数や体制によって変わります。僕の場合は約300台・6拠点で、本社(約150台)が約2週間、大阪の支社(約100台)が約1週間、ほかの拠点が約1週間でした。
Q. 小さな拠点のPCはどうやって入れ替えましたか?
数台ずつの小さな拠点には、本社でキッティング(初期設定)を終わらせてから、宅急便で送りました。
Q. 1人情シスでもPCの入れ替えはできますか?
できます。僕は1回目を1人で担当し、全部の拠点を回りました。ソフトのインストールは、総務のメンバーや派遣社員の方に手伝ってもらいました。
まとめ
🎯 この記事のポイント
- リースのPCは3年ごとに入れ替えがあり、11年で3回担当した
- 約300台・6拠点を、1回目は1人、2回目は2名、3回目は3名で進めた
- 保管場所と、部署ごとに使っているソフトの確認が大切
- 2回目からはノートPCになり、ソフトの入れ方も組み合わせて楽になった
- 規模・体制・変えたことをセットで書くと、職務経歴書でアピールできる

