エンジニアとしてのキャリア、次のステップはどっち?
こんにちは!
キャリアの岐路に立っているミドルキャリアエンジニアの皆さん「このまま技術を極めるべきか、それともマネジメントにチャレンジするべきか」と悩んでいませんか?
2024年の今、このキャリアの選択がこれまで以上に重要になっています。
AI時代に突入し専門性の深さもマネジメント力もどちらも高い価値を持つようになってきています。
では、それぞれの道にはどんな特徴があるのか、詳しく見ていきましょう。
専門職 vs 管理職:それぞれの特徴
- 仕事の内容
- 専門職:最新技術の研究開発、高度な技術的問題解決
- 管理職:プロジェクト管理、チームリーディング、経営戦略への関与
- 求められるスキル
- 専門職:深い技術知識、問題解決能力、継続的な学習能力
- 管理職:リーダーシップ、コミュニケーション能力、ビジネス感覚
- キャリアパス
- 専門職:シニアエンジニア ⇒ アーキテクト ⇒ CTO
- 管理職:チームリーダー ⇒ プロジェクトマネージャー ⇒ 部長 ⇒ 役員
- 年収の傾向(2024年、大手IT企業の平均)
※ただし、トップレベルの専門職は管理職を上回ることも- 専門職:800万円〜1500万円
- 管理職:1000万円〜2000万円
それぞれの道のメリット・デメリット
専門職の道
■メリット
- 技術的な挑戦を続けられる
- 第一線で最新技術に触れ続けられる
- 技術コミュニティでの評価が得やすい
- 特定分野のエキスパートとして高い報酬を得られる可能性
■デメリット
- 技術の陳腐化リスクがある
- 組織全体への影響力が限定的な場合がある
- マネジメントスキルを磨く機会が少ない
管理職の道
■メリット
- より大きな影響力を持てる
- ビジネス全体を俯瞰できる
- リーダーシップスキルを磨ける
- 一般的に年収が上がりやすい
■デメリット
- 技術から遠ざかる可能性がある
- ストレスや責任が増える
- 個人の裁量時間が減る可能性がある
自己分析:あなたに向いているのはどっち
- 価値観のチェック:
- 技術的な挑戦に喜びを感じるか、人を導くことに喜びを感じるか
- 個人の成果を重視するか、チームの成果を重視するか
- スキルの棚卸し:
- 技術スキルと人間関係スキル、どちらに自信があるか
- 今後伸ばしたいスキルは何か
- 長期的なキャリアビジョン:
- 5年後、10年後にどんな立場でいたいか
- 技術のエキスパートになりたいか、組織のリーダーになりたいか
実際の声:先輩エンジニアたちの選択
専門職を選んだAさん(45歳):
「最新のAI技術に携わり続けたかったんです。今はAIアーキテクトとして、若手の憧れの存在になれました。年収も管理職に負けていません」
管理職を選んだBさん(48歳):
「チーム全体の生産性を上げることに喜びを感じるようになりました。技術から少し遠ざかる不安はありましたが、エンジニアの気持ちが分かるマネージャーとして重宝されています」
専門職から管理職に転向したCさん(50歳):
「10年間セキュリティスペシャリストとして働いた後、マネジメントにチャレンジしました。技術的な背景があるおかげで、チームの技術的な判断と経営判断の両方に関われるのが強みです。視野が広がり、キャリアの可能性も広がりました」
ハイブリッドな役割を選んだDさん(47歳):
「完全な専門職でも管理職でもない、技術リードという立場を選びました。最新技術の調査と導入戦略の立案を担当しながら、若手エンジニアのメンターも務めています。技術力とリーダーシップの両方を活かせる今の立場にとても満足しています」
フリーランスコンサルタントになったEさん(52歳):
「大企業での専門職と管理職の経験を経て、独立しました。今は複数の企業にテクニカルアドバイザーとして関わっています。特定の役割に縛られず、自分の経験を最大限に活かせるのが魅力です。収入面でも満足していますね」
まとめ:自分らしいキャリアを選ぼう
専門職を選ぶか管理職選ぶかに正解はありません。
大切なのは自分の強みや価値観に合った選択をすること。
そして選んだ道で最大限の努力をすることです。
ただし、この選択は永久的なものではありません。
専門職から管理職へまたその逆のキャリアチェンジも可能です。
むしろ、両方の経験を持つ「ハイブリッド人材」の需要も高まっています。
最後に、どちらを選んでも「学び続ける姿勢」が重要です。
技術の進化は速くマネジメントの手法も日々アップデートされています。
常に新しいことにチャレンジし続ける。
それがミドルキャリアエンジニアの皆さんの武器になるはずです。